京都の金閣寺です。このときはまだ金閣寺を実際に見たことはなく、写真を元に描きました。（修学旅行で行ったのですが、そのときはまだ修理中でした。）写真では手前の木が陰になっていたので、光を当ててみました。こういうことが簡単にできるのは絵の利点だと思います。池は一発勝負だったので、描くとき緊張しました。まず水だけで塗って、乾かないうちに色を重ねて、湖面に映っている感じと冷気を表現しました。結構気に入っています。バックの木は少しずつ描いて雪を塗り残しました。この絵を描くために金色の絵の具を買いました。
　この絵ができてから、実際に見てみたくなり、紅葉の時期に旅行しました。遠くからは見えない造りになっていて、しばらく歩いて角を曲がったら金閣寺が見えました。夕日を浴びて輝いている姿がとても美しかったです。楓とのコントラストもよかったです。いつか紅葉の時期の絵も描いてみたいです。
　この絵は職場のリハビリテーション科の方にプレゼントしました。

　　　　　　1999.9　　　　　F-6